160824kenpoku茨城県北地域では、2011年の常陸太田市を皮切りに「地域おこし協力隊」の募集が始まり、現在20名ほどの若者たちが、地元住民と協力しながら、空き家を活用したコミュニティスペースの運営や、自然の恵みを活かした商品開発、地元企業と連携した事業の立ち上げなど、多彩な“まちづくり”に挑戦中です。

2015年から6市町への移住希望者に住まいを貸し出す「お試し居住」制度もスタート。期間は最長3か月、光熱費以外の居住利用料は無料で、地域情報の提供から、住まい・仕事探しまで、各市町の担当者が全面的にサポートしてくれます。さらに、県北地域の活性化に繋がる新事業を応援するプロジェクト、「県北地域ビジネス創出支援事業」も始まり、セミナーやコンペを通して、若い力を後押ししています。

そして、2016年の秋には、「海か、山か、芸術か?」をテーマに、日本最大級の国際芸術祭「KENPOKU ART 2016 茨城県北芸術祭」が、初めての開催を迎えます。9月17日(土)~11月20日(日)の65日間、国内外の80組を超えるアーティストにより、自然・歴史・文化・食・伝統工芸などと現代アートを組み合わせた様々な作品やプロジェクトが展開される予定です。

地域特有の潜在力を引き出し、可能性に繋げる実験の場が、これまでにない広がりを見せている茨城県北地域。紡がれてきた風土に撒かれた種から、新たな景色が生まれようとしています。

[ココロココ]茨城県北6市町の魅力に迫る!~山と海に育まれた多彩な風土~
http://cocolococo.jp/10641