ヤドカリ生体展示のため、川尻漁港で海水を汲むINOMATAさん。
ファンタスティックな展示はこういう地道な作業に支えられています。
A scoop from the ocean keeps installation with living hermit crab. Aki Inomata is working for her exhibit in Kawajiri fishing port, Hitachi city. #kenpoku
(kodama kanazawa さんのfacebookよりhttps://www.facebook.com/photo.php?fbid=10207079857258378&set=a.1542895735873.2075199.1339362990&type=3&theater


Why Not Hand Over a “Shelter” to Hermit Crabs? 2009- ©AKI INOMATA Courtesy: MAHO KUBOTA GALLERY
太平洋に面した絶好のロケーションを誇る「うのしまヴィラ」では、<<やどかりに「やど」をわたしてみる>>の生態展示が行われます。
小さなヤドカリの殻は、3Dプリンターで制作された人口の造形物。世界の都市を象徴する形が作られています。
一見すると愛らしい作品ですが、殻を移動していくヤドカリの姿は、自国を出て異国に移住せざるを得ない人々の姿と重ね合わせています。
うのしまヴィラの海岸

AKI INOMATA
1983年東京都生まれ/在住
ヤドカリやミノムシ、犬などの生き物や自然との一種の協働作業を行うことで、人間とそうでないもの、自然と人工など、社会における様々な境界を問いかけるプロジェクトを展開。注目を集めた代表作《やどかりに『やど』をわたしてみる》は、マンハッタンなど世界の都市の形を載せた新しい殻を3Dプリンタで出力し、ヤドカリがそこに引っ越す様子を観察するというものだった。主な個展に、ICCで開催した「エマージェンシーズ! 025 AKI INOMATA/Inter-NatureCommunication」など。



A-03 P59 AKI INOMATA【やどかりに「やど」をわたしてみる】