落ちてきた空
高萩市高戸海岸に異彩を放つ作品、イリヤ&エミリア・カバコフの《落ちてきた空》。
雄大な海を背景に空が砂浜に突き刺っている作品です。
その解説文を読むと「昔、ある航空マニアの、部屋全体に空の絵の描かれていた建物が、台風によって吹き飛ばされた」とあります。
この作品は、不思議なストーリーの余韻と共に、私たちの生きる星の大地と海洋、大気の流れのダイナミクスを、美しい風景の中で感じさせてくれます。
落ちてきた空の制作現場
地域芸術祭の醍醐味は、作品の制作過程に立ち会えることです。
それも世界的な巨匠と言われるようなアーティストの作品となれば、感激もひとしおです。
私は、カバコフさんの作品の骨組み作りから。文字通り空から落ちて来た瞬間にも遭遇しました。

B-05 P88 イリア&エミリア・カバコフ(落ちてきた空)
高萩市高戸海岸(前浜):高萩市高戸海岸