うのしまヴィラ:撮影・金谷俊治
「KENPOKU ART 2016:五浦・高萩海浜エリア」の一つとして、「うのしまヴィラ」が会場になっています。作品展示会場は正面の右側建物にあります。
うのしまヴィラはかつて、「鵜の島温泉旅館」という旅館でしたが、3・11の震災で施設が流されてしまったそうです。そこから色々な方の努力で「うのしまヴィラ」として、地域と人とつながる宿として生まれ変わり、今では多目的に使えるコミュニティースペース「ユズリハ」も併設されています。レストランで海を眺めながらの会食もまた格別です。
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展示室の解説ボードには、下記のようなことが書かれています。AKI INOMATA氏は2009年の在日仏大使館での展覧会をきっかけに、自ら制作した殻へ、やどかりに引越ししてもらうプロジェクトを始めました。
やどかりが背負っていた貝殻をCTスキャンし、そのデータを元に3Dプリンタで出力した人工の殻の上部には、建造物や世界各地の都市を模した形があしらわれています。さらに、作家はやどかりを通して「私たち自身のアイデンティティが何処にあるのか?」を問いかけている、とあります。
作品にはテーマがあり、うっかり鑑賞すると作家の意図を見逃してしまいそうです。
(鑑賞記・写真 金谷俊治)


A-03 P59 AKI INOMATA(やどかりに「やど」をわたしてみる)
うのしまヴィラ:日立市東滑川町5-10-1