エレクトロニコス・ファンタスティコス!in日立:撮影・内田芳勲
「エレクトロニコス・ファンタスティコス」って何だろう?と思って会場に行って来た。昔懐かしい14インチのブラン管5台が並べられており、その前にアンプにつながっているらしいケーブル付きのプラグジャックが置いてある。
エレクトロニコス・ファンタスティコス!in日立:撮影・内田芳勲
説明のお兄さんが「右手にプラグジャックを持って、左手でブラウン管の管面をなでるように」と言われた。やって見るとみると「ビービービー」と音が出た。説明員の話によるとブラウン管からは電磁波ノイズが出ており、これを音声にしているのだと。
電子オルガンのようにドレミファソ・・の音が出るのかと思ったがそうじゃなかった。部屋の奥には昔のブラン管や電子機器がずらり並んでジャンク屋のよう。壁には訪問者のメッセージがところ狭しと貼ってあった。おりから下校途中の学生が来場、思い思いの音を鳴らしていた。

エレクトロニコス・ファンタスティコス!in日立:撮影・内田芳勲
11月19日には日立市のシビックセンターで作者の和田永氏がアンサンブルを編成してコンサートを開催するとのこと、期待される。
会場は常陸多賀駅から歩いて数分の多賀駅前通りにあり、近くに県北美芸術祭のイベント会場が並んでいてまとめて見るのに都合がよい。
(鑑賞記・撮影:内田芳勲)



(2015/11/23@アサヒ・アートスクエア)
これまでにブラウン管テレビやオープンリールデッキといった旧式の電気機器をオリジナルな楽器につくりかえてパフォーマンスしてきたアーティストの和田永が、あらゆる人を巻き込みながら古い家電を集めて新たな楽器を創作し、量産し、奏法を編み出し、徐々にオーケストラを形づくっていくプログラム。~初合奏遭遇篇~では、プログラムを協業するNICOS LABチームと共に、様々なアーティストをゲストに招き、新たに開発した楽器群による合奏を本邦初披露した。

A-19 P68 和田永「エレクトロニコス・ファンタスティコス!in日立」
多賀パルコ:日立市千石町1-4-19