空白のプロジェクト#3・大宇宙の片隅(三原総一郎)
旧常陸太田市自然休養村管理センターで「動く苔玉」を見てきました。
建物に入るとロビーのフロアにソフトボール大の十個余りの苔玉(表面が苔に覆われた土の玉)がなにげなく置かれているのに気が付くと思います。
この苔玉群をしばらくじっと目を凝らして眺めていると、運が良ければ、その中の一つが突然生きもののようにごそっと動き出すのを見ることが出来ると思います。一瞬のことなのでよく注意して見ていないと見逃すかもしれません。
一度苔玉の動きが分かるようになると別の玉が動きだすのを見つけ易くなる不思議な作品です。一度体験してみて下さい。
160926kome002
作者の三原総一郎氏は、土壌について研究するうちに、砂や土に生息する微生物が地球の片隅で発電する微生物燃料電池(MFC)という技術に出会い、見る人自身に地球の片隅でこの発電現象を体験してもらえる芸術作品を作りたいとの思いを持ち続けてこられたとのことです。
今回の作品は、その思いが一つの形になったもので、子供でも楽しめるものになっていると思います。
(鑑賞記・写真 宮垣久典)
D-07 P131 空白のプロジェクト#3・大宇宙の片隅(三原総一郎)
旧常陸太田市自然休養村管理センター:常陸太田市増井町1794