ヴェンザ・クリスト(虚舟ミニミュージアム)
日立の小貝ヶ浜は茨城百景の一つにも選ばれ古くから景勝の地として知られている。この崖の上に「虚舟(うつろふね)ミニミュージアム」という小屋がある。
江戸時代からこの浜辺に流れ着いたという謎の舟「うつろ舟」の伝説があり、舟には正体不明な文字が書かれ、中から異国の女性が出てきたと伝えられている。この舟は円盤形のまるでUFOのような形で古文書に書き残されている。
宇宙についての国際シンポジウムを開催するなど活発な活動をしている出展者ヴァンザ・クリストは「うつろ舟」に関する文献・資料を集めて展示するとともに、このUFOを再現した作品を展示されている。
ヴェンザ・クリスト(虚舟ミニミュージアム)
日立市内の旧家で発見され展示されている「うつろ舟」の史料には、『享和三年(1803)、常陸の国、原舎浜というところに「うつろ舟」が漂着した。その中には美しい女がひとり乗っており、異国の言葉を話し、舟には見たことのない文字が書かれていた。舟には水や食料らしきものがあり、女は手に何か箱のようなものを持っていたが、決してそれを離そうとしなかった。人々は漂着したその女を気の毒に思いながらも、へたに関わってお上に知れては大変だと、大事になることを恐れて女を助けず、再び舟に戻して沖に返してしまった』
というような記事と、箱を持った女性と「うつろ舟」の絵が記されている。
ヴェンザ・クリスト(虚舟ミニミュージアム)
この展示の作者は「うつろ船」を創作し再現している。この浜辺を見ながら想像をたくましく江戸時代までさかのぼり、古くからいい伝えられている興味深いUFO伝説の再現である。このUFOをモチーフにしたデザイン・アートの展示も現代風で楽しく見られる。
(鑑賞記・写真 久保裕)
A-02 P58 ヴェンザ・クリスト(虚舟ミニミュージアム)
日立市小貝ケ浜緑地旧美容院:日立市川尻町明神2375-2