茨城県北芸術祭を巡る旅 vol.14 黒き森の意思
今回はレ=トゥア・ティエンが作成した「森の記憶」を紹介します。
天井から無数に吊り下げられた小枝。黒く焼け焦げた枝には光があたり、その影がシルエットとして空間に浮かび上がります。焼かれた枝は、森林を伐採し野を焼き、住む土地を獲得してきた人間の行為を連想させもします。自然素材を使って環境問題や人の願いを制作してきたアーティストならではの、美しくドラマチックな作品です。

E-16 レ=トゥア・ティエン(森の記憶)
石沢地区空き店舗:常陸大宮市石沢1691-2